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「地層処分事業の理解に向けた選択型学習支援事業」に参加して(報告)

[報告内容]
                                  令和元年1227

 令和元年1110日〜11日の2日間、(一財)日本原子力文化財団が主催する表記事業に参加した。当カウンシルが、事業参加団体として同事業に申請し、許可されたのである。財団の同事業募集規定では、地層処分をあまり理解していない人を対象としているために、藤田医科大学大学院生4名、同大学院教員1名、及びカウンシルメンバー2名の計7名が参加したのであるが、その内、報告者(下道國)を除いた6名は、原燃見学が初めてであった。
 1110日は、東京にて「高レベルの放射性廃棄物の地層処分について」の勉強会に出席した。講師は原子力コミュニケーションズの三谷信二氏で、多くの資料を用い、わかりやすい話しぶりで、初めての参加者にも放射性廃棄物処理・処分全般についてよく理解できたと思われた。
 1111日は、9時から12時過ぎまでの3時間余に渡り、青森県六ケ所村の日本原燃株式会社原子燃料サイクル施設の見学をした。見学に当たっては、原燃六ケ所PRセンターにて30分程度、施設全体の概要説明を受けた後、階上の展望室から施設及び周辺を俯瞰した。その後、ウラン工場、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターを見学し、低レベル放射性廃棄物埋設場、再処理工場およびMOX燃料工場建設現場の状況を見学した。
 見学では、PRセンターの女性職員による丁寧で分かりやすい説明が各施設でなされ、質問にも気安く対応していただいた。
 見学した大学院生は、後日、大学で2回にわたり学生・院生を対象に見学報告会を実施し、放射性廃棄物の処分に関して参加者が知識を再確認するとともに、聴衆者もそれなりの知見を得たと思われる。

(事業参加担当者 下 道國)